『愛の起源』の物語 | Tastes differ

『愛の起源』の物語

私が先日みたヘドウィグアンドアングリーインチでとても印象に残った『愛の起源』という歌の歌詞を

載せようと思います!ものすごくいいんだよ★


ではさっそく


『愛の起源~ORIGIN OF LOVE』


その昔地球がまだ平らで
雲は炎でできていて
山は空へと伸びてた
もっと高くへと
転がる樽のように
地を這ってた人々には
腕が2組
足も2組
大きな頭に顔が2つあって
周囲をぐるっと見渡せた
読みながら話もできたけど
愛のことなんか何も知らなかった
それはまだ愛が生まれる前のこと


愛の起源

人には3つ性があった
男と男が背中あわせ
その名は“太陽の子”
それと似た形の“地球の子”は
女と女が背中あわせ
そして“月の子”はフォーク・スプーン
太陽と地球 娘と息子の中間

愛の起源

そして神はひとの力と挑戦を
かなり恐れるようになっていった
雷神トールはこう言った
“巨人たちを殺したように
 私のハンマーで
 皆殺しにしよう”
そこへゼウスが割って入った
“いや、私の稲妻をハサミ代わりに
 使ったほうがいいだろう
 鯨の足も切ったし、
 恐竜も蜥蜴に変えてやったのさ”
彼は稲妻をガシッと
つかみ笑い声をあげた
“真ん中から切り離してやる
 真っ二つにな”
そして頭上にはみるみる雨雲が集まり
大きな火の玉になった

火の玉から
地上に稲妻が放たれた
輝くナイフの
刃のように
そして太陽と月と地球の子の体を
ぐっさり引き裂いていった
それからインドの神が
傷口を丸く縫い合わせ
おなかのあたりで糸を結んだ
私たちが払った代償を忘れないように
幽界の王オシリスとナイルの神々が
巨大な雨雲を集め
ハリケーンを吹き荒れさせた
人々をバラバラに散らすために
激しい雨風に
海は荒れて
人は流された
もし教えを破れば
再び引き裂かれ
一本脚で地面を飛びはね
ひとつ目で見るハメに

最後に君を見たのは
二つに切り裂かれた時
君は私を見てた
私は君を見てた
見慣れた君の仕草
だけど私は気づかなかった
顔には血がついてたし
私の目にも血がにじんでいたから
でも誓って言える
君が感じた痛みは
私の痛みと同じだと
心の底まで
貫くその痛み
それが“愛”
だからふたりは堅く抱き合い
元に戻ろうとした
それがセックス
メイク・ラブ
昔々の冷たく暗い夜のこと
天の支配者によって
人は寂しい2本足の生き物に
それは悲しい物語
愛の起源の物語
愛の起源
こうして
愛はうまれたよ


いいねぇ。これ。かなり感動した。

この歌詞は、ギリシャ神話を元にしてるらしい

ギリシャ神話素敵だね。


私もヘドウィグのようにかたわれが見つかるといいわぁ。


ANG